変わりゆくもの。変わらないもの。

この三連休で、母校の大学祭に行ってきました。

卒業して13年。足を運ぶのも5年ぶりです。

在学中に比べると、校舎も建て増しされ、豪華になっていました。

また、理系の単科大学といえども、最近の学生は垢抜けており、一目でわかる｢理系くん｣は皆無でした。

最後に訪れた思い出の地は、写真に写っている、学生宿舎の｢公衆電話｣です。ここだけは、時が止まったかのようにそのままの姿を留めていました。

私がこの学生寮に住んでいた当時は、携帯電話や自室に固定電話もなく、ネットへの接続(音響カプラ経由で1200bps)も、この公衆電話を通して行っていました。
文字だけの通信でしたが、そこでは確かに｢未来への希望｣と｢人間が本来持っている善性｣を感じることができました。

私が今の職業を選んでいるのも、この時に受けた影響が大きかったように思います。

この場所は私に取って、今の生き方を選択するきっかけになった原点みたいなものです。

10年後、20年後にまた訪れようと思いました。