激安Androidタブレット〜EKEN M001

peco232010-05-20

世間ではまもなく発売のiPadの話題で
盛り上がっていますが、
人が通っていないケモノ道を行くのが
大好きな私は、Androidタブレット
テストを続けていたりしています。

連休明けには、さらにもう一台の
タブレットを入手しました。

名前はM001
中国深センのEKENというメーカー製です。


私は中国のChinaBuyeというショッピングサイト
このページから購入しました。

購入したときには確かにメーカーのロゴ「EKEN」
が付いていたのですが、
到着した現物やパッケージには一切表示が
ありませんでした。
さらにシリアルナンバーも空白になっているという
徹底ぶり。まさに「名無し」のノーブランドです。


さすが中国。我々の常識の斜め上をいってくれます。
人柱前提のものづくりのようです。(爆)


案の定この製品、ネット上での評判はすこぶる
悪く、10分で使用不能になるだの、
プロダクトですらないなど散々ないわれようです。


私も使い始めの数時間はかなり苦労しましたが、

ここのサイトを参考に修正プログラムをあてると
かなり良い感じになります。〜よくわかってないBlog〜

またアプリの追加はAndroid Marketが使えないため、
ここのサイトからWeb経由でダウンロードしました。

TwitterEvernoteSkypeなど色々と追加して、
ようやく実用的に使えるようになっています。


約1週間の間、電車通勤中に使ってみていますが、
画面の大きさ7インチに対して重量が350gと軽く、
長時間片手持ちしても疲れません。

以前の記事に書いたSmartQ V7は486gだったので
その差136gです。しかしM001のほうが
重量差以上に軽く感じます。

これは本体の厚さが薄い為、人差し指と親指のみで
軽く支持できるからなのではと考えています。

もっと限界まで使い込んでみようと思います。

平城遷都1300年祭に行ってきた

せんとくん平城立体図録

本日から、平城遷都1300年祭が始まりました。

メイン会場の平城宮跡は自宅の近くなので、
早速、色々見てきました。

一般的な見所案内はこちらの記事を参照してもらうとして、

このブログでは、超マニアックな視点で見た、
私の感想を書いておこうと思います。


1.おすすめのみどころ

(1)〜(4)の順に見ていけば、「過去-現在-未来」という
ストーリー性をもった会場めぐりができると思います。


 (1)平城京歴史館で奈良時代にタイムスリップした感覚を味わう。


    ここのVR(バーチャルリアリティー)シアターは必見です。
    造営当時の平城京の姿がCGで再現された12分の映画なのですが、
    その映像はすごいの一言です。
    いまはやりの3D画像ではないのですが、ドットが見えないくらい
    高精細の解像度で、視野全てが映像で取り囲まれた雰囲気になります。
    このため、単なる臨場感を超えた「没入感」が得られます。

    映像表現にはうるさい私ですが、
    見終わった後、思わず拍手したくなりました。


    

 (2) 朱雀門から大極殿まで実際に歩いて、除々に大きく
なってくる巨大建築物の大きさを体感する。


    VRシアターの強烈な映像体験の直後だと、
    実際の平城京の風景にCGが重なって見えてきます。
    過去からもう一度現代にタイムスリップした感覚という表現が
    適切かもしれません。
    ちょうど、アニメやドラマの撮影地を時間差なしでめぐって
    いるような不思議な感覚です。

   
↑↑娘の視野には奈良時代の街並みが見えている。らしい。(汗)



 (3)実際に出土したものを平城宮跡資料館で見てみる。

   平城宮跡資料館では
   平城京で出土した色々なものが展示されています。
   その中でも私の気を一番引くのが「木簡」です。
   これは短い連絡メモや出勤記録表など、
   今でいうメールやTwitterのように用いられていたようです。
   ただ土の中で腐らずに保存されていたため、
   1300年後のいまでも「文字情報」が
   記録として見ることができます。

   (まさか当時のサラリーマンも、
    給与の前借り申請が千年後の未来人に
    読まれているとは夢にも思わないでしょう。)
    
   ちなみに現代の情報記録の主役である
   ハードディスクの寿命はわずか5年です。
   記録遺産の寿命という面では悲しいくらい
   短いです。




 (4) 木簡にメッセージ書いて、平成日本の名言を未来に残す。


朱雀門の南側、棚田嘉十朗像の前では「平成木簡の会」の出展ブースがあります。
    
ここでは木簡に墨と毛筆でメッセージを書いて、
1300年後の未来(なんと34世紀!!)に残すことができます。
木簡は遷都祭終了後に朱雀門近くの緑地に埋設されますので、
かなり本格的です。
私の頭の中では、未来に残すメッセージの
考えがまとまっていませんでしたので、次の機会に
再チャレンジです。

個人的には日本を代表する珠玉の名言をちりばめたい
考えていますが、
やっぱりこのあたりが最有力候補でしょうか?

「人間は土から離れては生きていけないのよ!」
         (by天空の城ラピュタ





    平成木簡の作り方 
    平成木簡の会場 
    平成木簡の作成場所


2.おすすめのおみやげ

 我々のハートをガッチリとつかむのはやっぱりこれでしょう。

 せんとくん平城立体図録

 海洋堂謹製なのでクオリティ高いです。

 エントランス広場のおみやげ屋さんで売ってます。

 私は2個買いましたが、2つとも五重小塔でした。(泣)

 

 
 

 
3.補足情報  

 現地で重要であるにもかかわらず情報少ないのが、

 「食べ物と飲み物の補給に関する情報」です。

 平城宮跡会場内にはフードコートがあるにはあるのですが、

 観光客に対する収容人員が少ないため、

 四六時中イス取りゲーム状態です。(泣)

 それならばフードコートで食料調達した後、

 木陰にレジャーシートを敷き、五月の涼風の

 下で気分よく食したほうが、何十倍も満足度高いと思います。

 あとお昼前には食べ物購入するだけでも30分ほど

 待たなければなりませんので、時間シフトするのが

 望ましいでしょう。


 また、平城宮跡世界遺産指定されていますので、

 近隣にコンビニやスーパーはありません

 もし食べ物や飲み物を事前調達しようと考えるなら、

 近鉄西大寺駅から平城宮跡会場までの徒歩移動の間に

 以下のお店で必ず仕入れてください。

  1. タイムズプレイス西大寺
近鉄駅ナカのショッピングモール。ちょっと高級。)

  2.近商ストア西大寺店
  (弁当、パン、飲み物、アルコール、お菓子、果物)

  3.ダイコクドラッグ西大寺店
  (くすり、化粧品、飲み物、雨具、一般雑貨)

  
 以上、地域住民からの耳寄り情報でした。 
 
 

 

   

板状コンピュータの使いごこち〜Androidタブレット〜

Smartq V7

来たるべき時代に備え、2週間ほど前から
写真のようなモノを使っています。

その名はSmartq V7
OSにAndroidを搭載したタブレット型コンピュータです。

(メーカー:中国の北京智器
詳細仕様はこちら
購入先は香港のDealextreme-->こちら

これと似たものに、Amazonkindleやもうすぐ販売される
AppleiPadSonyエリクソンXperiaがありますが、

「考えるな、感じるんだ。」がモットーの私としては、
まず自分で『大画面で板状のコンピュータ』の使いごこちを確かめみました。


優れている点


1.画面が大きく、小さい文字が含まれた電子書籍も読みやすい。

(画面サイズは7インチ、解像度800×480です。
しかしノートPCよりも画面と目の距離が近いため、
撮影した写真以上に画面が広く感じます。)

2.動画再生能力が高く、HD画質のムービーを全画面表示できる。

(外部出力用HDMI端子を持つため、テレビやPCモニタなどの
 色々な機器につなぐことができます。)

3.プリインストールされているOSが3つあり自由に選択できる。
(初期状態では Android 1.6、ubuntuWindowsCE 6.0
 が入っていますが、気にいらなければLinuxベースの
 他のOSに入れ替えることが出来ます。
 なんてフリーダムな設計。。。)


気になった点


1.片手で持つとずしりと重量感があるため、落とさないように注意が必要。
(重量はiPadよりも軽い480gですが、
 写真のように片手で持つとタブレットの左下を
 手のひらと指4本で支えることになります。
 やや不安定な雰囲気になります)


2.公共の場所で使う際は、「一線を越える勇気」が必要。

iPhonePSPよりも明らかに大きく、電車の中では確実に目立ちます。
 画面がでかいということはそこに表示している「私的な情報」も周囲に
 丸見えになります。この部分は結構重要で、国内でiPadが軌道に乗るか
 どうかはこの「気恥ずかしさの一線」を越えられる人々が
 日本にどれくらいいるかにかかっているように考えています。)
 --->ちなみに私はこの「一線」超えるのに1週間ほどかかりました(汗)


3.機動性にやや劣る


スマートフォンと違いポケットに入りません。
 このためカバンでの持ち運びが必要です。
 文房具でいうと手帳の軽快さはなく、
 厚手の大学ノートのようなイメージを想像してもらうと
 良いかもしれません。)


やや否定側の意見が多いように見えますが、
これは私が電車通勤中に使っているからなのかも
知れません。


例えば自動車のようなプライベート空間の中での使用なら、
評価は一変するような気がしています。もう少し使い込んでみて、
その潜在能力を引き出してみようと思います。


P.S. 海のむこうではこのタブレットに搭載されているOSのAndroid
  盛り上がっているようです。------>
  CTIA 2010はAndroid一色–各社いよいよ本腰だ

工業の個人化 〜Make: technology on your time〜

昨年を振り返ると、半ば取り憑かれたように色々と新しいモノを試していました。
実はその理由、下の本を読んでスイッチが入ったからです。

Make: Technology on Your Time Volume 01

Make: Technology on Your Time Volume 01という名のこの本、
基本的には自作したモノを紹介する季刊雑誌なのですが、
創刊によせてのDale Dougherty氏のことばがとてもイカしています。
(オンライン版)

以下、その抜粋です。

我々はテクノロジーを消費するだけの存在ではなく、テクノロジーを創造する人間、「Maker」にもなれる。テクノロジーを自らの必要に適合させ、生活の中に取り入れていくこともできる。
(中略)
今、個人が利用できるテクノロジーはデータを作り、管理できるだけのものだが、間もなく、複雑な「物」を作り出すためのためのテクノロジーが現在のパソコンと同じように安価に手に入る時代がやってくる。テクノロジーが我々の日常生活に影響を与える時代は始まったばかりである。そう言っておかしくないことがこれから起こり得る。
『Make』は、主としてテクノロジーを生活に役立つものにする方法を紹介することを目的としている。その中心をなすのは、テクノロジーを利用した「プロジェクト」を紹介する記事である。どれも読者の興味を引き、しかも実用的なプロジェクトのはずだ。取り組みがいがあって、ともかく体験として楽しい。成果として得られるものは、友人や家族と分かち合うことができる。「Maker」になることは、料理人になることに似ている。先達の真似をし、さらに自分なりの工夫も加えていくことが大切だ。

技術雑誌というよりも、なにかしらの思想書の雰囲気が漂っています。

この本を読んだあと、
何かを作らずにはいられない気分になり、
結果、このような状態このような状態に至りました。

いやはや、書物が人の行動に与える影響というのは
恐ろしいものです。

正月休みにこの本を読み返しましたが、
別のスイッチが心の奥でカチッと音をたてました。

今年もあさっての方向に向かって全力疾走したいと思います。

あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。

2010年代最初の日ということで、

今後10年間で「私が普及に向けて後押ししたい技術・サービス」を
書き残しておきたいと思います。

基本的には以下の3つのカテゴリに分かれています。
1.「少ないエネルギーで人類が生き延びていく」ために必要な技術・サービス
2.「人と人とのつながりを強める」のに役立つ技術・サービス
3.「人の利他的行動を手助けする」のに役立つ技術・サービス

それを踏まえ、
現在着目している個別の技術・サービスは以下の6つです。

1. オープンソースハードウェア   
2. ワイヤレスブロードバンド

3. 電気自動車&電動自転車

4. 拡張現実(Augmented Reality、AR)

5. P2P(Peer to Peer)通信技術

6. 高性能蓄電池(ex.リチウムイオン電池


これらが社会で受け入れられていくかどうかを
見極めていくことで、私自身の「技術者としての嗅覚」
がどこまで有効か、自己検証していきたいと考えています。

今年最後の仕事〜パネル型コンピュータのレストア〜

ちょっとした理由で、奥様専用PCを準備することになり、
耐久性の高い業務用コンピュータを調達してみました。

ちょうど電脳売王の掘り出し物がでていたのがこれ。
カシオ計算機が7年前に発売した業務用パネル型コンピュータ
CASSIOPEIA FIVA MPC-701です。


リースアップの中古品なので¥9999と破格ですが、
モノ自体の作りはかなりしっかりしており、
多少の落下や衝撃にもびくともしません。
さすが業務用。メイドインジャパンの品質が光ります。

メインメモリが128MBと貧弱なので、
OSにはWindows2000を選択しましたが、
十分実用的なパフォーマンスです。

一般的な文書や数字の処理ならこれで十分
かもしれません。

ただ、SVGA解像度(800×600)のタッチパネルだと、
Windowsの標準インターフェースでは
文字やアイコンが小さすぎ、ペン入力しにくいです。

そこでubuntuやMoblinのネットブック向けの画面レイアウトを
参考に、画面構成を少しチューニングしました。

これを使いこなせれば、奥様もかなりデジタル化が
進むと予想されます。

ワイヤレスブロードバンドを身につけた

peco232009-12-26

デジタルモノ好きの私にとって、「次のモノ」を追い求めるのは
ほどんど生きがいのようなものです。

そんな私が少し前から気になっていたのが、
「ワイヤレスブロードバンド」です。

中でも1ヶ月ほど前、イー・モバイルから無線LANルータ
Pocket WiFi(D25HW) 」発売されました。


ここでも紹介されているように、これは
イー・モバイルの高速通信網に接続するデータ通信端末
ですが、この端末には無線LAN機器を最大5台接続する
ことができます。

これまでは、DocomoパケホーダイJigブラウザを利用
していましたが、ここはスパッとサービスを解約し、
代わりにPocket WiFiを契約しました。

実際に使い始めて2週間経ちましたが、
結論をいうと、想像以上に良い使い勝手です。
契約換えして良かったです。

無線LAN機器であれば何でもつなげられるので、
これまで室内に限られていた無線LANの利便性が
著しく高まります。
なによりケータイみたいにキャリアの縛りが無いのが
良い感じです。

今後出てくる機器の組み合わせ次第では、
大化けする可能性があります。

私が情報機器に惹かれるのは、時々「ものの見方が変わる」技術に
出会えるからなのですが、

今回の無線LANルータは、その技術に該当するポテンシャルを
持っているように感じています。